3時間待ちの3分診療

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医師のありたです。

「3時間待ちの3分診療」

病院の外来診療に対して、皮肉を込めて使われてきた言葉です。

先週が春分の日で祝日だったためか、今週の外来は激混みでした。

まさに患者さんは3時間待たされているような状況。15:00になっても午前の患者さんが終わらない。

そんな状況なのに、患者さんたちは診察の時に私に対して、

「先生、まだお昼ご飯食べてないでしょ。大変ね。」

「先生、人気あるんだね。」

「先生大変だね。病気にならないように気をつけてね。」

私が担当している患者さんたちは自分自身のことよりも、私に対して気遣いの言葉をかけてくれます。

どっちが診察してるんだろう。

やっと診察が終わって、当直室でひと息ついたとき、患者さんたちの優しい気持ちを思い出して泣きました。

自分が患者さんの立場だったら、診察してくれた医師に対してそんな思い遣りのある言葉をかけることが出来るだろうか。

良い患者さんたちを受け持てて、大変だったと同時に幸せを感じた1日でした^_^

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