ホルモン避妊法が自殺リスクと関係

ホルモン製剤による避妊(ピル)が自殺リスクと関係することを示すデータが、デンマークなどのグループによりAm J Psychiatryの2018年4月号に発表されました。

同グループは、精神疾患歴および抗うつ薬やホルモン避妊法の使用歴がなく、1996~2013年の前向きコホート研究の期間中に15歳を迎えたデンマークの全女性を対象に、ホルモン避妊法と自殺企図および自殺との関係を検討しました。

対象は約50万例(平均年齢21歳)。平均8.3年の追跡期間中に初回自殺企図が6999例、自殺が71例発生しました。

現在および最近のホルモン避妊法使用の非使用に対する相対リスクは自殺企図が1.97、自殺が3.08でした。

避妊法別の自殺企図の推定リスクは混合ピル1.91、ミニピル2.29、膣リング2.58、避妊パッチ3.28でした。

HPVワクチン腫瘍内投与で皮膚がん消失

米・高齢女性の症例報告

皮膚がんの一種である有棘細胞がん(扁平上皮がん)に罹患した90歳代の女性に対し、9価ヒロパピローマウイルス(HPV)ワクチンを全身投与後、さらに同ワクチンの腫瘍内への直接投与を行った結果、複数の腫瘍が全て消失したことを、米・University of MiamiのAnna J.Nichols氏らがJAMA Dermatol(2018; 154:927-930)で報告した。この経験を踏まえ、同氏らは「9価HPVワクチンは、手術不能の有棘細胞がんに対する治療選択肢の1つになりうる」と主張している。

筋肉内投与後、腫瘍内に直接投与

今回治療を実施したのは、免疫能が維持されている90歳代の女性患者で、右下肢に圧痛がない多数の大きな腫瘍があった。
病理学的検査や免疫組織化学的検査により、基底細胞がんと有棘細胞がんの両方の特徴をもった類基底細胞有棘細胞がんであることが確認された。
複数の腫瘍のうち、最も大きな腫瘍に対しては、Mohs手術を施行したが、「患者の年齢や腫瘍の状態を考慮すると、追加の手術や放射線治療は実施不能と考えられた」と説明。
また、患者が全身化学療法を拒否したため、9価HPVワクチンによる治療に踏み切ったという。

初めに、9価HPVワクチンを6週間隔で2回筋肉内投与した。
その3週後には、最もサイズが大きな3つの腫瘍を選び、2.5mlの生理食塩水で希釈した同ワクチン0.5mlを腫瘍内に直接投与した。
さらに、その後8か月間で3回、同程度の用量のワクチンを腫瘍内に投与した。

その結果、2回目の腫瘍内投与2週後に腫瘍サイズが縮小し、消失した腫瘍も認められた。
さらに、初回の腫瘍内投与11か月後には臨床的にも組織学的にも有棘細胞がんは全て消失していた。

直接投与しなかった腫瘍も全て退縮

有害事象は、ワクチンを投与した日に認められた軽度の疼痛のみで、全身性の有害事象の報告はなかったとしている。
さらに、初回の腫瘍内投与後24か月時点で、有棘細胞がん再発の臨床的なエビデンスは認められていないという。

この症例は「9価HPVワクチンの全身投与と腫瘍内投与を組み合わせた治療によって、複数の有棘細胞がんが完全に退縮した初めての症例」という。
なお、この治療によって「著明な効果が認められたため、追加の治療は不要だった」としている。

今回、ワクチンを直接投与しなかった腫瘍も退縮した点について、同氏らは「ワクチンが局所で拡散して効果を発揮した可能性がある。また、ワクチンが免疫を介した機序に影響を及ぼした可能性もある」との見方を示している。

山本KIDさんの死を無駄にしないために。

山本KIDさんが亡くなりました。死因は胃癌です。大変ショックです。

ピロリ菌感染は胃がんの発生リスクです。山本KIDさんがもしピロリ菌検査を受けていたとしたら、今と違う人生になっていたかもしれません。

今までピロリ菌の検査を受けたことがない人は自分の胃の中にピロリ菌がいないかを必ず確認しましょう。

今はインターネットでピロリ菌検査キットが販売されています。

陽性であった場合、必ず病院を受診して除菌してください。

ピロリ菌除菌+定期検査をすればほとんどの胃がんは防げます!

胃がんの予防を日本全体ですすめていくために、皆様ピロリ菌検査をしてください。

よろしくお願いいたします!

学校における精神保健教育を変える

2020年から英国のすべての小中学校に精神保健教育が義務付けられると発表。

学校生活での学業やスポーツではストレスが多く精神的問題につながることがある。

若者の精神衛生危機を解決する方法の一つになるかもしれない。

新しい父親にもうつ病スクリーニングが必要

子どもと一緒に小児科診療所に訪問中に両親に行われたうつ病スクリーニングの結果では父親の4.4%と母親の5%がうつ病の陽性であった。

出産前後に多くの女性が検査されるが、男性は必ずしもスクリーニングされていない

父親のうつ病の多くのが診断不能かつ未治療になっていることは問題である

正露丸がアニサキスの症状を緩和する!(かもしれない(*^^*))

正露丸の主成分の木クレオソート(wood creosote)をアニサキスに暴露すると、用量依存的に虫体の活動が抑制されたという論文があります。(SekimotoM,etal.Hepatogastroenterology 2011; 58: 1252-4.)。
エビデンスレベルは低いのですが、アニサキスの痛みに正露丸が効く可能性を示唆しています。
アニサキスの痛みの発生機序は、直接胃粘膜に噛みついて痛みを出す、あるいはアレルギー反応の一環として痛みが出ると言われています。
アニサキス症の根本治療は内視鏡による除去、症状緩和に抗アレルギー薬が使われます。

その中で寿司、刺身を食べた後の腹痛にはまず正露丸の内服を考慮してもよいかもしれません。

喫煙が慢性痛を悪化させる。

ニコチンによる痛みの軽減は短期間であり、酸素が豊富な血液の骨や組織への送達を損なう

時間の経過とともに、喫煙は痛みを悪化させる可能性がある

喫煙者は、腰痛を感じる可能性が3倍近くあり、疼痛治療を求める患者の50%以上を占めている

ストレスに強くなるマインドフルネス

いま、ここにあろうとすることで、日々のストレスを緩和するマインドフルネス。

マインドフルネスは仏教の座禅と似ている。

座禅をしていると、頭の中にどんどん雑念が浮かんでくる。

その雑念を無理に消そうとするのではなく、放っておく。

消え去るのを待つ。

完全に何も考えないというはほぼ不可能である。

自分の意志とは裏腹に、どんどん雑念が浮かんでくる。

消そうと思うと、余計に意識がその対象に向かってしまい、負の連鎖に陥ってしまう。

今起きている現実だけに意識を集中させる。

ストレスは過去の体験など、何かネガティブな対象に意識が集中して生まれてくる。

その対象に付き合うのではなく、流してしまう。

過去の嫌な体験が浮かび上がってきたら、取り合わずに流してネガティブな感情の連鎖を断ち切る。

嫌なことがあったという事実を消すことはできない。

でも、その反応を消すことはできるようになる。

「嫌なことがあった。はい、以上。じゃあ次行こう。」

この習慣を身につけると、なにか嫌なことがあったとき、心が反応する前に気にならなくなってくる。

人生のクオリティを挙げるためにも、このマインドフルネスをぜひとも会得することをすすめたい。

シダキュア(花粉症治療薬)が発売されました!

2018年6月29日にシダキュアが発売されました!

シダキュアは、体をスギ花粉に強くさせて、スギ花粉症の症状を出にくくする薬です。

シダキュアはスギ花粉のアレルギーのもとが入っている薬で、体を少しずつスギ花粉にならしてスギ花粉に強い体にすることを目的としています。

シダキュアを毎日正しく飲むと、スギ花粉が飛んでいる季節に効果が現れます。

くしゃみ、鼻水、鼻づまりが良くなります。涙目、目のかゆみが良くなります。

少しずつ体にならしていくため、最初の1週目はシダキュア2000JAU、その後はシダキュア5000JAUを1日1回1個を舌の下に置いて溶かして飲みます。

飲んだあと2時間は激しい運動は控えて、風呂も控えます。

喘息発作時、口の中に傷がある、風邪をひいている、歯の治療中のときは内服をいったん中止します。

花粉を直接口の中に入れるので、副作用として口の中がかゆくなる、腫れる、のどがかゆくなるなどの症状が出ることがあります(50%程度の人は軽度の副作用が出現します)が、続けられそうなら続けます。

アレルギーの治療では、全身性の強いアレルギー反応が出ることが最も心配ですが、現在までの研究ではシダキュアでアナフィラキシーショックを起こした人はいません。

治療期間は3年以上が推奨されています。

5歳以上65歳未満の人が対象です。

日本人の約4分の1が花粉症と言われています。

花粉症の人にとって、花粉症の時期というのは、集中力が減退して、眠れなくなり、子供の場合は外で元気に遊ぶこともしたくなくなります。

シダキュアで治療することで、生活がより快適になります。

5歳以上から適応可能になりましたので、興味のある人は是非お近くの花粉症治療を行っている病院や診療所で説明をきいてみると良いと思います(^^)。